やっぱり日本が好きな人のブログ

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日本酒は盃(さかづき)にこだわりたい。盃、お猪口、ぐい呑みの違い知ってました?

 昨日のブログに日本酒が主食であると書きましたが、なんてったって主食ですから日本酒をいただく酒器にもこだわりたいものです。

 最近特にこだわっているのが盃、正しくは酒杯(さかつき)と言うようです。

 お恥ずかしい話、盃、お猪口、ぐい呑みこれらをみんな同じものと思ってました。実は違うんですね。

「さかずき」は平らな器で酒器です。
盃という字もありますが、正しくは「酒杯」(さかつき)で、
元々は木製です。
総じて現代では陶器のものや金属のものも含まれます。
神前で行う結婚式の三々九度に使う
あの形と言うとお分かりだと思います。

お銚子と徳利の違いとおちょこと杯の違いは何でしょうか?家族に聞いて... - Yahoo!知恵袋

平盃 白 浅口2.5 酒器 美濃焼

平盃 白 浅口2.5 酒器 美濃焼

 平たいのが酒杯と言うことになります。じゃあ平たくないのが、お猪口やぐい呑みということになるのですが、お猪口とぐい呑みの違いはなんなの?と言う疑問が生まれます。

要するに大きな違いは「サイズにあり」ということになります。

大きさといってもxxxcm以上のものがぐい呑み…といったはっきりとした区別はないので、小振りなのがお猪口、ぐいぐい呑むような杯がぐい呑みという程度におさえておくといいですね。

今さら聞けない…お猪口とぐい呑みの違いって何なの? – Japaaan日本の伝統文化マガジン

 答えはサイズの違いということでした。サイズの規定があるわけではないようなので、茶飲み茶碗もぐい呑みにしてしまっても良いみたいです(^_^)

熱燗のおいしい季節です♪シンプルお猪口〔一部アウトレット訳あり〕

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きき酒 蛇の目 1合 ぐい呑み 2個set

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 Wikipedia先生よれば、まだまだ種類があるようです。

可杯(べくはい)
可杯はすり鉢状の小ぶりの盃で、下に高台が付いていない。そのため、酒を注いだ後に床などに置こうとすると、酒がこぼれてしまう。盃を置く為には、注がれた酒を飲み干さないといけないという物である。
座興杯(ざきょうはい)
座興杯は可杯と同じ様に、酒を注いだ後に置くと酒がこぼれる杯で、こちらは器に穴が開いているため、飲み干すまで指でその穴を押さえて置かなけれいけない。座興杯はお座敷の遊びの為の杯で、大きさが大・中・小とある。サイコロのようなコマを回して、出た目の器に酒を注いでもらい、それを飲み干すのである。
馬上杯(ばじょうはい)
馬上で酒を飲みやすいように、ゴブレット状の足を付けた盃。

盃 - Wikipedia

 可杯、座興杯はあの高知で好んで使われると有名な「底が尖って置けない盃」と「穴が空いていて指で塞がないと溢れてしまう盃」と言うことですね。可杯は我が家にもひとつあります。高知のお土産ですけど。

司牡丹 土佐の座興杯 可杯(べく杯)

司牡丹 土佐の座興杯 可杯(べく杯)

 これまでいろいろな盃で日本酒を頂いてきましたが、私の場合、口が開いた平べったい盃で頂くと美味しく頂けると感じるようになってきました。そんなわけでここのところ「平たい盃」「由緒正しい酒杯」を探していたところ、目に止まったのがこの盃です。

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 京都嵯峨野の酒屋さんの店頭に展示されていたもので、程良く平たく大きく開いたこの形に一目惚れ、値段も1,000円と高価なものではありませんでしたから、ここであったが百年目。購入を即断しました。

 ということで今夜もこいつで晩酌といきたいと思います。